民法改正 自己契約及び双方代理等

Reichsgesetzblatt_1896_Seite_195
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【改正案】
第108条 同一の法律行為について、相手方の代理人として、又は当事者双方の代理人としてした行為は、代理権を有しない者がした行為とみなす。ただし、債務の履行及び本人があらかじめ許諾した行為については、この限りでない。
2 前項本文に規定するもののほか、代理人と本人との利益が相反する行為については、代理権を有しない者がした行為とみなす。ただし、本人があらかじめ許諾した行為については、この限りでない。

【現行】
同一の法律行為については、相手方の代理人となり、又は当事者双方の代理人となることはできない。ただし、債務の履行及び本人があらかじめ許諾した行為については、この限りでない。

【ポイント】
自己契約・双方代理の原則禁止規定に違反した場合の、判例・通説による「無権代理」の明文化。ただし「債務の履行」及び「本人があらかじめ許諾した行為」については許容するとされている。なお、現113 条(追認)、現114 条(催告)、新117 条(責任追及)の適用あり。第2項ただし書きで「債務の履行」が除かれているのは、そもそも債務の履行であるならば本人の不利益にはならず、利益相反たりえないないとの理由から。

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