【とちぎ探訪】壬生町羽生田
いにしえの王国羽生田には数多くの首長墓級大型古墳が築造されました。
国指定史跡の茶臼山古墳(6世紀後半)をはじめ、周辺に富士山古墳、長塚古墳、桃花原古墳、亀の子塚古墳、判官塚古墳(鹿沼)があります。
特に茶臼山古墳は丘陵の先端に築かれていて二段重ねの前方後円墳として総全長は140mにも達します。
これらの地は、町の中央部を流れる黒川を中心に、およそ恵まれた自然環境の下、原始・古代から多くの人々が暮らしていたことがうかがわれます。
かたや今次・・
羽生田は、2000年に全国都市緑化フェア(マロニエとちぎ緑花祭2000)の開催地となり
北関東自動車道開通など周辺の環境が変化したことで、みぶ羽生田産業団地として造成することが決定し今日に至っております。
まさに、いにしえの隆盛から2000年の時を超えて、新しい産業と文化が芽生えようとしているわけですね。
つづく